2025/05/05(Mon) [長年日記]
[mini] ローバーミニへのMaxxECU設置まとめ
ミニへのMaxxECU設置は、Specialist ComponentsのTyphoonとの入れかえとして行った。5 Port Kitを付けているので、後付のスロットルボディ、インジェクター、クランクトリガー、センサー類となっている。配線は、全て引き直した。
Maxx ECUの購入にあたっては個人輸入という考えもあったが、配線付きのものが割とやすかったのに加えアフターサポートなども考えて、日本の代理店のNeo Style(ネオスタイル)から108,900円で購入した。個人輸入の場合、MaxxECU MINIとハーネスが$715.55なので、$1 = 150円として10,733円なので送料を考えるといいんじゃないかと。
コネクタそれぞれ、AliExpressで個人輸入した。理由は値段と入手性。すべてのコネクタを1つのところで揃えるのもなかなか難しいのだ。
スロットルポジションセンサーは、特に種別はないようだった。コネクタは、15368586。
水温センサーは、ミニの純正と多分一緒。Delphi M12として設定した 。今のところ、此の設定であっている感じ。コネクタは、282189-2。
吸気温センサーは下の画像のものだが、GM IATとした。コネクタは、12162215。
クランク角センサーはMagneti MarelliのSEN8Dで、クランクトリガーはFordのものなのだが、合う設定が見当たらなかったので36-1トリガーというものを手動で設定した。コネクタは、282189-2。
ラムダセンサーは、値段の高いタイプのECUだとセンサーを直接駆動できるのだが、MaxxECU Miniにはその機能はないため、手持ちのAEM X-series 30-0300の出力をアナログ入力に入れた。
MaxxECUは、MAPセンサーを内蔵しているので使わない手はない。というかこれがあるとすごい設定が楽。うちの車には負圧を取るすべがなかったので、インマニにあとづけした。M5のボルトサイズのニップルをモノタロウで買って、4.2ミリの穴を開けてM5のネジ穴をタップで切った。
MaxxECU自体は車内に設置したので、負圧用のホースをインマニから車内に引き込んでいる。そのままだとECU側のセンサーが故障する可能性もあるため、間にミニの純正のフューエルトラップを挟んだ。
インジャクターは、Boschの0 280 156 280というものだが、ECUの辞書には合うものがなかったため手動で入力した。コネクタは、282189-2。
イグニッションコイルについては、Typhoonはイグナイター内蔵、MaxxECUはイグナイターなしのため、前に使っていたイグニッションコイルをそのまま使うことは出来ず、新たにHuco 13 8425というもの(のOEM)を購入して使用した。これについては、ステーを自作して取り付けた。コネクタは、8K0 973 724。
燃料ポンプへの配線は、バルクヘッドのところのリレーボックスの小さい方のコネクタの配線を切って取り出している。97以降の配線図はこちらで、自分で書いていた図解はこちら。ECUから接続したところ、正負が逆転していたのでそれを修正するための設定をしている。
イグニッション電源は、ヒューズボックスのエアバッグから取り出して、リレーを介してMaxxECUに接続している。下の青のコード。
タコメータは、標準でタコメーター用の出力であるGP Out8をプルアップなどせずに、そのまま純正のタコメーターの配線を切って接続している。
ラジエターファンは、純正の線を探し出してECUから接続しラジエター出力として設定したが、正負が逆転していたのでラジエターファンの設定で信号を逆転している。
後は、メインリレーを常時ONの設定で駆動している。メインリレーの配線のありかをどうやって探したかは今となっては覚えていないのだが…。
純正メーターの水温計も設定を組み合わせればMaxxECUで駆動できるはずだが、まだ試していない。
アースについて、センサー類のアースはシリンダーヘッドに接続してはいけない。イグニッションコイルのアースとちょっと太いシリンダーヘッド用のアースのみ、シリンダーヘッドに接続する。